Simon & Garfunkel「Leaves That Are Green」

「Leaves That Are Green(邦題:木の葉は緑)」は1966年に発表されたサイモン&ガーファンクルの2ndアルバム『Sounds Of Silence』に収録されている曲。1965年に発表されたポール・サイモンのソロアルバム『Paul Simon Songbook』では彼の弾き語りで、2009年に発表された『LIVE 1969』ではライブバージョンで聴くことができる。

自分の洋楽初体験はサイモン&ガーファンクルだった。

中学生のころ教室でサザンオールスターズの「いとしのエリー」と「いとしのフィート」の話をしていたら、級友がサイモン&ガーファンクルの「いとしのセシリア」を薦めてくれた。(これだけではいつの時代だかさっぱりわからない……笑)

その級友がなぜ「いとしのセシリア」を知っていたのかは、今でもわからない。TBS系のドラマ「人間・失格」にサイモン&ガーファンクルの楽曲が使われていたのは、さらに数年前の話。

そういえば叔父さんがサイモン&ガーファンクルが好きだったよな、と思い出し母の実家に行ったときにCDを借りて聴いたのがはじめてだった。それで好きになったのがこの曲。のちに自分でもサイモン&ガーファンクルのベスト盤を買って、飽きるほど聴くことになるのだが、自分の買ったベスト盤にこの曲は入っていなかった。

シンプルで若さを感じる詩だけれど、それがまだ中学生だった自分には分かりやすかったのかもしれない。

「Leaves That Are Green」 (Paul Simon)

I was twenty-one years when I wrote this song
I'm twenty-two now but I won't be for long
Time hurries on
And the leaves that are green turn to brown
And they wither with the wind
And they crumble in your hand

この歌を書いたとき、僕は二十一だった
今僕は二十二だ。でもそれも長くないだろう
時間は急いで過ぎ去っていく
みどり色の木の葉は茶色へと色を変え
風に吹かれて枯れていき
手の中でぼろぼろに崩れる

Once my heart was filled with the love of a girl
I held her close, but she faded in the night
Like a poem I meant to write
And the leaves that are green turn to brown
And they wither with the wind
And they crumble in your hand

一度は僕の心はあの娘の愛で満たされていた
僕は強く抱きしめたけれど、彼女は夜に消えて行った
僕が書こうと思っていた一篇の詩のように
みどり色の木の葉は茶色へと色を変え
風に吹かれて枯れていき
手の中でぼろぼろに崩れる

I threw a pebble in a brook
And watched the ripples run away
And they never made a sound
And the leaves that are green turn to brown
And they wither with the wind
And they crumble in your hand

僕は小川に小石を投げ入れ
それが起す波紋が消えていくのを見ていた
音さえ立てない
みどり色の木の葉は茶色へと色を変え
風に吹かれて枯れていき
手の中でぼろぼろに崩れる

Hello, Hello, Hello, Hello
Good-bye, Good-bye, Good-bye, Good-bye
That's all there is
And the leaves that are green turn to brown

ハロー、ハロー、ハロー、ハロー
グッバイ、グッバイ、グッバイ、グッバイ
それがここにあるすべてさ
みどり色の木の葉は茶色へと色を変える